宮崎県立西都原考古博物館の企画展『令制「日向国」の誕生 ~古墳から役所・寺院の時代~』が開催されます。
今から約1,300年前の奈良時代に、現在の宮崎県の範囲に近い地方行政区分が定められました。これが律令制に基づく「日向国」になります。令制「日向国」の誕生によって、これまで権威や地域支配の象徴であった前方後円墳から、役所や寺院の時代へ世の中が大きく変化を遂げました。
本展示会は、西都原古墳群や日向国府・日向国分寺などからの出土品の紹介を通じて、当時の時代像を読み解くものです。皆様のご来館をお待ちしています。
★チラシのダウンロードが可能です
・企画展案内:ダウンロード
・令和5年度行事予定表:ダウンロード
◆関連リンク
・宮崎県立西都原考古博物館ホームページ
・宮崎県立西都原考古博物館内ミュージアムショップInstagram
・宮崎県立西都原考古博物館Facebookページ
・NPO法人iさいと 西都原考古博物館運営支援事業事務局Facebookページ
(Facebookページはいずれもアカウントが無くても閲覧可能です)
◆開催日程 2023年4月22日(土)~6月11日(日)
◆休館日 月曜(国民の祝日と重なる時は最も近い平日)/祝日の翌日(休日に当たる時を除く)
◆開館時間 9:30~17:30(最終入館 17:00)
◆開催場所 宮崎県立西都原考古博物館
◆観覧料 無料
◆Ⅰ「前方後円墳の終わりと群集墳の時代」
・西都原古墳群では、古墳時代の終わり頃になると、豪族達の古墳は前方後円墳から大型の円墳へと変化します。鬼ノ窟古墳の出現です。この頃、小さな円墳や横穴墓などが古墳群内で密集して築造されます。群集墳化という新たな動きです。こうした古墳群の変容は、次の時代への序章といえます。
◆Ⅱ「令制『日向国』の誕生と日向国府の成立」
・奈良時代という新たな時代、令制「日向国」を統治する官庁が「日向国府」です。現在の県庁に近い性格の施設で、そこでは国司によって政務や儀式が行われました。古墳時代に引き続いて、古代においても政治・経済の中心が西都原台地周辺だったのです。
◆Ⅲ「仏教文化の浸透と日向国分寺」
・日向国分寺跡とは、奈良時代に聖武天皇の詔により仏教による国家鎮護のために、国分尼寺とともに全国に造営された国分寺の一つです。日向国分寺の発掘調査成果や宮崎市下北方地区で発見された古代寺院の出土品を中心に、花開く仏教文化の様相を紹介します。
◆Ⅳ「奈良時代における人々の暮らし」
・奈良時代になると、瓦や須恵器生産が本格化して国府や国分寺に納入されるなど、手工業生産とその流通が活発化していきます。当時の人々の暮らしぶりが読み取れる遺物や遺構を通じて、モノやヒトの移動や交流のあり方を探ります。
日程 | 2023年4月22日(土)~6月11日(土) |
---|---|
開催場所 | 宮崎県立西都原考古博物館 |
地図 |
|
お問い合わせ |
宮崎県立西都原考古博物館 電話番号:0983-41-0041 |
関連ページ | 宮崎県立西都原考古博物館ホームページ:開催中の企画展 |