【成果展示会】日之影町の西南戦争 ～決戦!! 大台場～

宮崎県の西南戦争（明治10年／1877年）関連遺跡について、現況把握や国史跡指定に向けた確認調査等を行い、地域との連携により関連遺跡の保存と活用を図る「令和5年度 西南戦争関連遺跡調査・活用事業」の成果展示会として、日之影町で『日之影町の西南戦争 ～決戦!! 大台場～』が開催されます。

明治10年（1877年）に起こった西南戦争で、日之影町は、敗走する薩軍とそれを追う政府軍（官軍）の激戦地となりました。そのため、町内に多くの台場（防御陣地）が築かれ、現在も数多く残っています。

地元で語り継がれてきた「大楠大台場」は、薩軍が政府軍からの攻撃に備えた拠点です。ここでは、6月25日と7月2日に大規模な戦闘が行われ、最終的には政府軍が占領しましたが、両軍ともに多くの死者を出すに至りました。調査の結果、政府軍が、大人・宮水方面などから大台場へ向け攻撃したという文献の記録を裏付ける遺物等（銃弾や砲弾片）が多数発見され、当時の状況をとどめた貴重な戦跡であることが判明しました。

今回の展示は、「大楠大台場」における戦跡の実態を中心に、西南戦争が日之影地域にもたらした影響について紹介し、町民が西南戦争について考える機会としたいと実施されるものです。皆様のお越しをお待ちしています。

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◆関連リンク
・日之影町ホームページ：日之影町立図書館

◆開催日程　2023年7月25日（火）～9月24日（日）
◆休館日　　毎週月曜／毎月最終木曜／祝日／9月19日（火）は開館します
◆開館時間　9：00～19：00（土日は17：00まで）
◆開催場所　日之影町立図書館「ブラリ館」