ねぎぼうずのあさたろう 飯野和好 絵本原画展

2024/02/03 ~ 2024/04/07

スマホ片手にあれやこれ。それからそれへ次々と。急ぎ急いで時間を刻み、うすっぺらな情報だけが溢れだし、人の心はとげとげと。こんなこの世に誰がした。息苦しい人の心に風穴あける、絵本世界の一本どっこ、飯野和好。木城えほんの郷、2024年春は、子どもから大人まで大人気の「ねぎぼうずのあさたろう 飯野和好 絵本原画展」を開催いたします。

飯野和好さんは、1974年 秩父の山里で、戦国時代から続く農家の次男坊として生まれました。段々畑が広がり、家畜と肥料の匂いがいつも漂っているような豊かな自然の中で、隠れ小屋を作ったり、チャンバラごっこや探検ごっこをして遊んでいたそうです。

ゆっくりとした時間の流れる暮らしや、時折ラジオから流れる落語や浪曲、講談を聞いたり、漫画「赤胴鈴之助」や「鉄人28号」、映画は「鞍馬天狗」「月光仮面」、SPレコードや外国のカタログなど、生き生きと活気に満ちた子ども時代は、飯野和好さんの絵本作家としての原点であり、原動力となっています。

イラストレーター時代の、絵本の世界に大きな影響を与えた堀内誠一氏との出会いは、彼の自由な発想と個性をさらに発揮させました。デビューして10年余りたった、1991年に「ハはハの小天狗」を発表。それまでの絵本世界にはなかった、血湧き肉躍るチャンバラ活劇絵本のユニークな登場となります。忍者もの「くろずみ小太郎旅日記」、悪をくじき弱きを助ける渡世人「ねぎぼうずのあさたろう」とシリーズは続き、ご本人は股旅姿で全国各地に登場し、自作絵本の「読み語り」から、ブルースハープのライブまで、飯野和好ワールドはますますヒートアップ。

本展では、スカッとさわやかな風をはこびこむ『ねぎぼうずのあさたろう』をはじめ、さまざまな忍術を使いこなして妖怪を退治している「くろずみ小太郎」の冒険活劇シリーズから『くろずみ小太郎旅日記 おろち退治の巻』、飯野さん自らの少年時代を描いた絵本『ぼくとお山と羊のセーター』、お茶目な二人組、オニとワニが七夕やクリスマスなど一年間の行事に参加する『オニとワニ』の絵本原画を展示いたします。

また、期間中の3月16日(土)は『飯野和好&大友剛ライブ』、3月17日(日)は『ギャラリートーク』を開催します。どうぞお楽しみに!

★チラシのダウンロードが可能です
・展示案内:ダウンロード
・令和5年度スケジュール:ダウンロード

◆関連リンク
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イベント概要

◆開催日程 2024年2月3日(土)~4月7日(日)
◆休館日  毎週月曜(ただし祝祭日のときは翌日休館)
◆開館時間 10:30~17:00(最終入館 16:30)
◆開催場所 木城えほんの郷

◆入場料
・大人…500円
・子ども…300円(小中高生)

◆期間中イベント
・3月16日(土)18:30~ 飯野和好&大友剛ライブ
・3月17日(日)13:00~ 飯野和好ギャラリートーク

日程 2024年2月3日(土)~4月7日(日)
開催場所 木城えほんの郷
地図
お問い合わせ 木城えほんの郷
電話番号:0983-39-1141