都城市立美術館で、プチ企画展『資料整理作業中!~美術館の裏側みせちゃいます~』が開催されます。
プチ企画展とは、学芸員がリアルタイムに興味があることに注目した、収蔵作品展よりも小規模かつ不定期に行う展覧会のことです。今回は、学芸員の重要な仕事のひとつである「資料整理」について紹介します。
美術館では、作品以外にも、作家が手がけたスケッチブックや日記帳、手紙などの資料も収集しています。多くは複数の物品がまとまった「資料群」として作家本人や遺族から提供されます。大抵は内容物の詳細が不明であり、そのままでは研究や展示には活用できません。そこで、「どこに・どのようなものが・どのくらいあるか」確かめる整理作業が必要になります。
この企画展では、都城市を代表する画家のひとりである山田新一に関する資料について、学芸員が実際に整理作業を行う様子と資料について紹介します。他業務との兼ね合い上、作業は不定期に行う予定です。また市民ギャラリーの予約状況次第では会期の短縮・変更の可能性があります。皆様のご来館をお待ちしています。
★チラシのダウンロードが可能です
・プチ企画展案内:ダウンロード
◆関連リンク
・都城市立美術館ホームページ
・都城市立美術館Instagram
・都城市立美術館Twitter
・都城市立美術館Facebookページ
(Facebookアカウントが無くても閲覧可能です)
◆開催日程 2024年3月27日(水)~4月21日(日)
◆休館日 毎週月曜(月曜が祝日の場合はその翌日)
◆開館時間 9:00~17:00(最終入館 16:30)
◆開催場所 都城市立美術館 2階 展示室4(市民ギャラリー)
◆観覧料 無料
◆その他 市民ギャラリーの予約状況により会期の短縮や変更の可能性があります
◆作業予定
・火曜~金曜…13:30頃~14:30頃
・土曜~日曜…担当職員の出勤状況により変動
※詳細は 都城市立美術館Instagram にてお知らせします
◆見どころ①学芸員がリアルタイムに作業する様子を見られる!公開作業展示
・普段はバックヤードでこつこつ行っている「資料整理作業」の様子を間近で見ることができます。謎に包まれている「学芸員」の仕事について、お見せします。また、公開している資料に関することに限り、質問があればその場で回答します。他の業務との兼ね合い上、作業は不定期に行う予定です。
◆見どころ②当館でしか見られない!国内外の有名作家の書簡やGHQ文書まで、普段は非公開の資料の「山田新一関連資料」!
・明治から平成初期を駆け抜けた洋画家、山田新一(1899-1991)。彼の手元にあった資料には、交流のあった藤田嗣治や藤島武二の書簡や、戦争記録画収集関連のGHQ文書など、貴重な品々が含まれています。未整理のものも多いので、普段展示しているのはごく一部。なかなか見る機会のない資料を間近でご覧ください。
・東京美術学校を卒業後は、父親が暮らす京城(現:ソウル)に移住し、画家としてのキャリアをスタート。次第に当時の朝鮮半島を代表する画家のひとりとして、画壇をリードする立場となる。戦後まもなくGHQの命令により戦争記録画の収集にあたった。
・その後は拠点を京都に据え、光風会京都支部の発足などに尽力した。昭和25年(1950年)には、「湖上客船」で日展岡田賞を受賞。その後日展参与や光風会名誉会員を務め、フランス国会功労騎士十字勲章、宮崎県文化賞も授与されている。都城市名誉市民。平成3年(1991年)、京都市にて逝去。
日程 | 2024年3月27日(水)~4月21日(日) |
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開催場所 | 都城市立美術館 |
地図 |
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お問い合わせ |
都城市立美術館 電話番号:0986-25-1447 |
関連ページ | 都城市立美術館ホームページ:プチ企画展「資料整理作業中!~美術館の裏側みせちゃいます~」(令和6年3月27日~4月21日) |