この秋から冬にかけて、木城えほんの郷は「中国の絵本作家の仕事」展(2024.11.30~2025.1.26)を開催いたします。
アジアは、その長い歴史や風土に培われた独特の伝統を持つ物語絵の宝庫です。アジアの照葉樹林帯に位置する木城えほんの郷は、多様な物語絵の歴史と伝統を持つ現代アジアの絵本文化を伝えていく絵本原画のコレクションをしてきました。
その中から、今回は中国に焦点を合わせ、3人の作家の絵本原画を展示いたします。
于大武(う たいぶ)による『西遊記』は、中国の古くから伝わるものがたり。天界で大あばれした孫悟空が山の下に閉じ込められて500年後、孫悟空は三蔵法師に助けられて西の天竺まで旅のお伴をします。途中、いろいろな出来事で大活躍するという物語。中国を代表する絵本作家・于大武の絵は、絹布の画面に中国の伝統的な絵画技法を底流に現代的な感覚を取り入れ、色鮮やかに豊かに描きだしています。
蔡皋(さいこう)による『桃源郷ものがたり』は、約1,600年前の中国の大詩人・陶淵明の「桃花源記」をもとに、松居直が再話。武陵人の漁師が川に沿っていくと、見たこともない桃の林があらわれ、俗世から隔絶した「桃源郷」にたどりつく。漁師は家に帰って再び川をのぼるが、その郷は二度とみつけられなかったという、美しくも不思議な物語。
徐楽楽(じょ らくらく)による『ちょうちんまつり』は、王七の家族がちょうちん祭りに出かけようとする日に、王七は畑仕事に出かけて大きな洞穴の中で碁をうつ二人の不思議な老人に出会います。老人がくれたなつめの実を食べたら、何百年も過ぎてしまっていた…という不思議で家族への愛が溢れた物語。その他数冊の絵本の原画を展示いたします。
木城えほんの郷の自然の中で、中国の土の香り・風土感あふれる絵本の世界をどうぞお楽しみください。
★チラシのダウンロードが可能です
・展示案内:ダウンロード
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◆関連リンク
・木城えほんの郷ホームページ
・木城えほんの郷Instagram
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◆開催日程 2024年11月30日(土)~2025年1月26日(日)
◆休館日 毎週月曜(ただし祝祭日のときは翌日休館)、年末年始(12/26~1/3)
◆開館時間 10:30~17:00(最終入館 16:30)
◆開催場所 木城えほんの郷
◆入場料
・大人…500円
・子ども…300円(小中高生)
日程 | 2024年11月30日(土)~2025年1月26日(日) |
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開催場所 | 木城えほんの郷 |
地図 |
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お問い合わせ |
木城えほんの郷 電話番号:0983-39-1141 |