ディスカバー宮崎からジモミヤラブへ

2022/04/12

突然ですが、「宮崎の宝」という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?

  • 生産量日本一のきゅうりや宮崎牛をはじめとする「食」
  • 30年連続して素材生産量日本一を誇る「スギ」
  • 日南海岸や高千穂峡をはじめとする「観光地」
  • 日本発祥にまつわる天孫降臨などの「神話」、「伝承」
  • 県内企業が有する優れた「技術」や「製品」
  • 全国トップクラスの日照時間に代表される優れた自然環境
  • そして「温厚、人柄が良い」と評される「県民性」などなど

これらはほんの一例ですが、改めて考えてみると、様々な資源や素材、技術や製品、観光の魅力など、思い当たる「宮崎の宝」は、きっとたくさんあるはずです。

そんな「宮崎の宝」を今一度見つめ直そうという思いを込めて「ディスカバー宮崎」を地産地消の合言葉として活用してきましたが、このたび、地元の宮崎を愛することが地産地消につながるという思いが込められた「ジモ・ミヤ・ラブ」という合言葉にバトンタッチしました!

なぜ地産地消が必要なのか?

本県の経済の現状

本県の県際収支

県全体で見ると、県内のものを県外に売って得た収入より、県外のものを買った支出の方が、3,528億円も多い(赤字)状態です。

このような経済構造に加え、新型コロナによる県内需要の低迷や消費活動の停滞などにより、大変厳しい経済状況が続いているのが、本県経済の実態です。

そこで「地産地消」!

県民が、県内で生み出された商品やサービスを消費することは、巡り巡って県民自身の雇用や所得につながるとともに、地域を守ることにつながっています。

このようなことから、県際収支の部分でお示しした県外に流れているお金を少しでも県内で回し、資金や価値が県内を回る流れが強化されれば、地域経済の好循環が図られ、県民の暮らしや地域経済がより豊かなものになると考えられます。

そのため、厳しい経済状況が続く、まさに今、

  • まずは、県内の資源や魅力、地域の良さを知る、見つめ直す。
  • それから、実際に使ってみる。
  • そして、その良さを広げていく。

という流れで、これまでの農林水産物だけでなく、県産品、県産材、工業製品、建設資材、それに公共交通機関や県内観光等々、幅広い分野における地産地消を推進し、オール宮崎でみやざきを元気にしていくことが求められています。

地産地消

  • 個人の力では、県の経済に対して何の役にも立たないのでは、、、
  • 自分に一体何ができるんだろう、、、?
  • これまでも、県産品はよく買っている。他に何をすれば良いの、、、?

といった声が聞こえてきそうですが、決して難しく考える必要はありません。まずは「県内産であること」や「県とゆかりがあること」などをお買い物の際の選択基準の一つに加え、より強く「地元」を意識し、行動することが大事なのです。

私達にできること

知る

  • 県内には様々なモノや製品・サービスがあることを知る
  • 県産品を消費・利用することが県内雇用の維持や地元の応援に繋がっていることを知る

使う

  • 県産品や地元の製品を進んで購入する
  • 地元商店や商店街を利用する
  • 通勤、通学、出張などで積極的に公共交通機関を利用する
  • お中元、お歳暮、その他贈答品には県産品を贈る
  • 住宅を建てる際は、県産の木材、建設資材を使う
  • 県内、地域のイベントや行事に積極的に参加する
  • 年に一度は宿泊を伴う県内旅行に行く

広げる

  • 宮崎の「美しい食」「楽しい旅」などの魅力について、クチコミやSNS等で広げていく

本県の様々な魅力を1人ひとりが気づき、発見すること。食べ物だけではない、日常生活のいろいろな場面において、「地産地消」を意識すること。そしてみやざきの良さを積極的に発信していくこと。出来ることからひとつずつ、あなたもアクションしてみませんか?